不動産詐欺事件
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- 執筆 :
- 2010-11-25 22:59
お疲れ様です。
大田区蒲田の
司法書士・行政書士・FPの佐藤祐一です。
不動産の詐欺事件が発生しているようです。
犯人グループは、売主等になりすまし、
偽造の権利証や免許証等を用意して、
取引に臨んでいるようです。
横須賀の司法書士の先生は、
権利証等の偽造に気づき、
取引が成立するのを防ぐことができたようですが、
同一グループの犯行と思われる別の取引で、
東京の司法書士の先生は、
権利証等の偽造に気付かず取引を成立させてしまったようです。
横須賀の先生の場合は、事前にファックスでもらった権利証をみて、
なんとなく違和感を感じ、
そこからいろいろ調査していくうちに、
偽造だということが判明したようです。
取引における事前の準備がいかに大切かということですね。
また、日頃から行っている業務の経験からくる違和感というものもまた、非常に大切だということですね。
ただ、当日、取引の場で初めて権利証を確認するというケースも非常に多いものです。
取引の場で初めて権利証をみて、
違和感を感じることができるか。
そして、違和感を感じたとしたらそれに冷静に対処できるか。
どちらにしろ、
自分に置き換えたことを想像するだけでもとても恐ろしいです。
東京の司法書士の先生は、
買主より損害賠償請求されてしまうのでしょうか。
犯人グループは、まだ捕まっていないようです。
早い解決を願うばかりです。
佐藤